脱いでしまえば、世界共通

アメリカでこの仕事をしていて面白いと思うことの一つは、いろいろな国の出身の人がレッスンを受けに来ること。

 

昨日は、サウジアラビアからの女性でした。スカーフで頭を覆っているイスラムの方とワークするのは初めて。

 

イスラム教のことちゃんと知らないから、何か失礼なことをしないように気をつけなきゃ、という緊張感が少し走る。

 

 

ああ、この感覚、逆バージョンで経験したことある!と思い出した。

 

 

アメリカ人にとって私は、遠いアジアの国ニッポンからきた人。失礼なことしちゃいけない、と思う気持ちがあるのか、もう、ものすごく丁寧で、やたらと「サンキュー、アリガト」を連発して、頭を下げる人がいる。手を合わせて拝む人もいる😆

 

 

いやいやいや、そんなこと、日本人でもしないから💦

 

 

私のことを「好きですよ」「リスペクトしていますよ」という意思表示なのだと思うけど、本当に日本人のこと、知らないんだなーと思って笑っちゃうよね。

 

 

話逸れちゃったけど、そんなわけで、リハッドと初めて会った昨日は、そこでまず自分に対して、inhibit (抑制)=余計な反応をしそうになることをやめるところから始まった。

 

 

スカーフを取ってもらって、体の使い方を見ながら、話をきく。

 

「どこか体に痛いところとか、重いところとか、気になっているところはある?」

 

 

「カラダ中全部。どこもかしこも痛くて、今も腰が痛くて、こことこことこことここと・・・手術をしました」

 

 

手術の数、めちゃくちゃ多い。サウジアラビアでは、痛いとどんどん手術しちゃうのかな。。。。などとまた余計な偏見が頭をよぎる。

 

 

 

痛みは19歳の頃から始まり、今は50代と言っていたからもう30年以上、痛みとともに生きてきたことになる。

 

 

寝つきも悪く、すぐに目が覚めてしまうから、睡眠も浅く少ないとのこと。

 

 

話しながらも痛いというので、(マッサージ)テーブルの上に横になってもらい、アクティブレストから始めることにした。

 

 

話を聞いていくうちに、彼女の”完璧を求める”気質がわかって来る。

 

 

「私には素晴らしい夫がいて、美しい子供達がいて、立派な家があり、全てが揃っている。私は全てのことに感謝して、いつも神様に感謝の言葉を唱えている。なのに、なぜ私は痛みがあるのだろう」と涙目になる。

 

 

「OK リハッド、今はそのことは考えないで。おいおい、そのこととも関連づけてワークをしていこう。

 

あなたの思考、あなたの感情は全て筋肉に伝わっているの。

 

だから、体の痛みはあなたの思考や感情の習慣とも関係があるかもしれない。でも、今日は、まず、そのことは忘れて、私のガイドに従って【余計なことをしようとするのをやめて】みましょう。」

 

 

そして、アクティブレストを始めてしばらくすると

 

まずリハッドが「眠くなってきた」と言いまして。(私、内心、ムフフと喜ぶ。きっと筋肉の緊張が緩んできたんだなと。)

「こんな眠くなったのは、何十年ぶりかしら」と言いまして。(私、内心、小躍り!)

 

 

たっぷり40分以上のアクティブレストを終えると

 

 

「指先が暖かくなってきた。…OMG! 腰の痛みがない!」と!!!

 

 

思わず、私たち、初めて会ったばかりなのに、嬉しすぎて、ハグしちゃいました。(あれ、イスラムの人ってハグしてよかった???とまた余計なことが頭をちらっとよぎる。)

 

 

 

レッスンが終わると、スカーフをまた巻いて、イスラムの人らしく戻ったリハッド。

 

 

でも、スカーフなしでテーブルに横たわった彼女は、一生懸命頑張りすぎている一人の女性にすぎないし、痛みから解放されたいと願う一人の人間にすぎない。

 

 

国や人種や宗教、それに地位や名声を超えて、人間の本質的なところでワークをしていけるのが、アレクサンダーテクニックなのだな、と再認識した。

 

 

まあ、だから、言い訳になっちゃうところもあるんですが、私、日本人とワークする時も敬語、多分使ってないです。最初はそれなりに気を遣っていると思うんですが、気がつくとタメ口になってますね(笑)。

 

 

いきなり、タメ口で話されてびっくりするかもしれませんが、それは、裸のおつきあいをしているんだな、ということで、お許しくださいませ。

 

そうそう、リハッドも眠気をもよおした、アクティブレストの音声ガイド、ご希望の方はご連絡ください。メールにてお送りします。2018年年内いっぱい無料です。

 

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